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2015-05-09 10:00:00

  昨年のニュースですが、旅行会社の社員が修学旅行のバスの手配を忘れて、学校に脅迫文を送って
旅行を中止させようとした事件や、放送局の職員が、会社から貸与された携帯電話を紛失したために、
ひったくりの被害にあったと虚偽の被害届を提出した事件などは、今どきの会社員が組織の中で孤立し、
追い込まれている実態を象徴するような事件です。会社における目標管理制度や年棒制、成果主義や
自己責任などにより、仕事の内容や実態を把握しているのが、実は当事者本人だけというような状況も
背景にあると推察されます。そして上司は指示や命令をするだけで、部下には結果と成果だけを求め、
耳ざわりの良い報告しか受けつけなかった結末として、大きな不祥事や大事件に直面することになるの
ではないでしょうか
組織として実態を把握せずに進捗を管理していない、管理できない仕事が存在する
こと、これこそが組織における最大のリスクなのです。
 
組織におけるリスク管理のキーワード、それは「社員を一人にしない、一人にさせない」というこ
とです。
そしてこのキーワードは、メンタルヘルス対策についても同じことなのです