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2016-02-05 10:00:00

 会社の営業部門に在籍する社員が、自分の目標やノルマが達成できない場合に自社の商品を購入したり、自らが契約者となって目標やノルマを達成させることがあります。「自爆営業」などと言われている場合であって、自らの責任感から自分の意思で自爆する場合もあれば、上司や周りからの圧力で自爆をせざるを得ない状況に追い詰められるような場合です。どちらの場合にしても、社員が本当に必要で商品を購入したり、契約をしたりしているわけではないので、納得感は皆無であり、自爆を続けるにも限度があるため、すぐに限界に達して行き詰まることになります。ところが職場の上司が、部下のそのような状況に気づいていなかったり、見て見ぬふりをしたり、黙認して放置したりしていると、追い詰められた部下による不祥事やトラブルが発生するリスクが高まることになるのです。
 そして最も問題なことは、社員が「目標が足りなければ自爆すればいいや」とか、「どうせ最後は自爆をさせられる」といった考えに陥ってしまうことです。自分の責任やノルマに対するプレッシャーから早く解放されたいとの思いで、常に「自爆営業」を前提とすることは、目標達成に対する努力や働きかけを最初から放棄することになります。また、達成感や納得感のない目標達成は、社員の成長や育成を阻害し、職場の活力やエネルギーを消失させるだけなのです。目先の数字のためだけの「自爆営業」には、社員のモラルを低下させ、会社の成長を妨げる効果しかないことをご理解いただきたいです。