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2018-04-27 10:00:00

 会社で仕事をしていて、「精一杯やったので、どんな結果でも諦めがつく」とか、「やるべきことはやった」や、「できることはすべて行った」といった発言を耳にすることがあります。爽やかで、潔い発言のように聞こえますが、他人が言うのならまだしも、自分で自分のことを言っているのを聞くと、かなりの違和感を感じてしまいます。会社で働く人の大部分は、結果を得るために仕事をしているはずなので、このような発言を聞くと、どうしても自己弁護や責任回避にしか聞こえてこないからです。また、会社で仕事をするうえで、結果や成果をコミットしないような仕事に、価値や意味を見出すことは非常に難しいことです。そして、過程やプロセスで終わるような仕事も、会社の中ではあり得ないはずなのです。ここまでやったからこそ「絶対に結果を出す」とか、「今までの苦労を、絶対に無駄にしない」や、「結果を出すまで、やめられない」といった執念や意地みたいなものが、仕事をするうえで大切なのではないでしょうか。
 「精一杯やった」、「やりきった」と自ら言い切れることは、本当に素晴らしいことではありますが、「まだ何かできないか」、「もっと何かないのか」といって自らを追い込み、手を緩めることなく、最後まで結果を追い求めていくことが、成果を得るためには必要なのです。「諦めたら負けだ」、「転んでも、タダでは起きない」といった「往生際の悪い人」だからこそ、結果がついてくるのではないでしょうか。