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2023-09-08 10:00:00

 労働者協同組合法は、労働者協同組合の設立や運営、管理などにつ
て定めた法律です。この法律では、労働者協同組合は、①組合員が
出資すること、②その事業を行うに当たり組合員の意見が適切に反映
されること、➂組合員が組合の行う事業に従事することの基本原理に
従い、持続可能で活力ある地域社会に資する事業を行うことを目的と
するよう定めています。
<労働者協同組合の特色>
・労働者派遣事業を除くあらゆる事業が可能です。介護・福祉
 関連(訪問介護等)、子育て関連(学童保育等)、地域作り
 関連(農産物加工品販売所等の拠点整備等)
など地域におけ
 る多様な需要に応じた事業を実施できます。ただし、許認可
 等が必要な事業についてはその規制を受けます。

・設立には3人以上の発起人が必要です。NPO法人(認証主
 義)や企業組合(認可主義)と異なり、行政庁による許認可
 等を必要とせず、法律に定めた要件を満し、登記をすれば法
 人格が付与されます(準則主義)。

・組合は組合員との間で労働契約を締結します。
・出資配当は認められません。剰余金の配当は、組合員が組合
 の事業に従事した程度に応じて行います。

・都道府県知事による監督を受けます。