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2016-08-16 10:00:00
会社で仕事をしていくうえで、個人目標を設定することは非常に重要なことであり、成否を決定する意味で最も大切な作業となります。ところが実際の個人目標については、会社全体の目標を細分化して、単純に割り当てられたものを、個人の目標やノルマとしているのが実態ではないでしょうか。ただ単に細分化されて、割り当てられたような目標では、個人としての納得感は皆無であり、達成する価値や意欲を見い出せずに、無理やり仕事をするような状況になるのではないでしょうか。そして、このような状況にもかかわらず、職場の管理職や上司は部下に対して、「達成できなかったら、責任をとってもらう」とか「達成できなかったらクビだ、左遷だ」などと言って、脅したり追い詰めたりすることで目標を達成しようとしているのです。
会社に勤務する以上は、自分勝手に目標を設定することは許されませんが、だからと言って脅迫されたり追い詰められたりするための目標では、仕事をするモチベーションは絶対に上がりません。本来、個人の目標とは達成できたら「嬉しい」とか「楽しい」とかを、実感できるものでなければ意味がないのです。「達成できなかったら・・・」などと脅迫されたり、追い詰められるために設定するものではないのです。自分の目標とは、全体から細分化されて割り当てられたような目標をはるかに超越する、全く次元の違うレベルで、自らの夢や願いを実現させるために設定するものです。自分自身が全力で取組み、自らが挑戦する価値がある目標を設定することこそが、結果を残し、成果を上げるために本当に必要なことなのです。