インフォメーション

2018-04-27 10:00:00

 会社で仕事をしていて、「精一杯やったので、どんな結果でも諦めがつく」とか、「やるべきことはやった」や、「できることはすべて行った」といった発言を耳にすることがあります。爽やかで、潔い発言のように聞こえますが、他人が言うのならまだしも、自分で自分のことを言っているのを聞くと、かなりの違和感を感じてしまいます。会社で働く人の大部分は、結果を得るために仕事をしているはずなので、このような発言を聞くと、どうしても自己弁護や責任回避にしか聞こえてこないからです。また、会社で仕事をするうえで、結果や成果をコミットしないような仕事に、価値や意味を見出すことは非常に難しいことです。そして、過程やプロセスで終わるような仕事も、会社の中ではあり得ないはずなのです。ここまでやったからこそ「絶対に結果を出す」とか、「今までの苦労を、絶対に無駄にしない」や、「結果を出すまで、やめられない」といった執念や意地みたいなものが、仕事をするうえで大切なのではないでしょうか。
 「精一杯やった」、「やりきった」と自ら言い切れることは、本当に素晴らしいことではありますが、「まだ何かできないか」、「もっと何かないのか」といって自らを追い込み、手を緩めることなく、最後まで結果を追い求めていくことが、成果を得るためには必要なのです。「諦めたら負けだ」、「転んでも、タダでは起きない」といった「往生際の悪い人」だからこそ、結果がついてくるのではないでしょうか。



2018-04-13 10:00:00

 顧客や取引先からのクレームやトラブル対応で、日々心を悩ませながら働いている人も多いかと思います。自分の失敗や間違いが原因の場合もあれば、自分ではコントロールできないことが原因である場合もあり、組織の中で同じ過ちが繰り返されるような、悪循環から抜け出せずに苦しんでいる人も多いのではないでしょうか。また、自分の苦手な顧客や取引先、避けているような仕事にかぎって、クレームやトラブルなどが多発するといったことも起こり得ます。ただ、どんなに重大なクレームやトラブルが発生したとしても、絶対に「逃げない」姿勢と、すべてを「受け止める」覚悟は、忘れないでいただきたいのです。同じ過ちを繰り返さないためにも、この姿勢と覚悟が絶対に必要になるからです。そして、クレームやトラブルが発生した場合には、対処する方法や手段も大切ですが、どのような姿勢で立ち向かい、どのような覚悟で対処するかが、最も重要であることを認識していただきたいのです。
 実際に、「ここで逃げたら、また同じ過ちを繰り返す」との危機感や、「すべて自分の責任として、全部受け止める」との決意で対処したことが、人から評価され信頼を得て、その後の成果や結果に結びついた事例など数えきれないくらいです。大切なことは、クレームやトラブルが発生した時に、「嫌だな」とか「面倒だな」と思うのではなく、「強がり」でも「やせ我慢」でもいいので、力を発揮する「チャンス」が来た、成果を上げる「チャンス」を得たと、受け止められるかがポイントなのです。



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