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2018-03-05 10:00:00
会社組織を運営するうえで、職場の管理職は常に重要な役割を担っています。会社業績や収益拡大への貢献は当然のこととして、様々なトラブル対応やクレーム処理、ハラスメントやメンタルヘルス対策など、職場の管理職による判断と対応が非常に重要になります。管理職の誤った判断や対応は、事態を悪化させたり、会社に大きな損害を与えることになり、重大な事件や事故に発展する可能性も高いのです。ところが、このような重要な役割を担う管理職が、実際には日常業務に忙殺されていて、冷静な判断や対応ができないくらい、疲弊しているのが現実ではないでしょうか。会社が管理職に対して、スピードや結果を求めるのであれば、管理職が十分に力を発揮できるような環境整備や、管理職の権限や裁量、バックアップなどの体制が十分であるかを検証していただきたいのです。
会社組織における管理職とは、会社の内外に対する、あらゆる意味でのキーマンです。会社の業績拡大や収益向上、人材育成や職場環境など、管理職ですべて決まるといっても過言ではありません。また、追い詰められた管理職自身が、トラブルや不祥事の原因となるケースも多発しています。ですから、管理職が自らの能力を思う存分に発揮し、安心して業務に邁進できるような支援が、会社に対して求められるのです。管理職には、常に厳しい結果責任が求められることになりますが、現場の管理職への「マル投げ」であったり、管理職の「個人技(わざ)」に頼ることのない組織運営が、会社経営において必要なことなのです。