インフォメーション
① ホームページの閲覧
現在のWebブラウザは、ホームページ上でさまざまな処理を実現させるため、各種
のプログラムを実行できるようになっています。これらのプログラムの脆弱性(ぜい
じゃくせい)を悪用するウイルスが埋め込まれたホームページを閲覧すると、それだ
けでコンピュータがウイルスに感染してしまう可能性があります。
② 信頼できないサイトで配布されたプログラムのインストール
代表的な手口としては、無料のマルウェア(ウイルス等)対策ソフトのように見せか
けて、マルウェアをインストールさせようとする「偽セキュリティソフト」の被害が
あります。具体的には、ホームページなどで「あなたのコンピュータはウイルスに感
染しています」のようなメッセージを表示し、利用者を偽のマルウェア(ウイルス等)
対策ソフトを配布するWebサイトに誘導します。
③ 電子メールやメッセージ、添付ファイルの開封
電子メールやメッセージもウイルスの感染経路として一般的です。添付されてきたフ
ァイルをよく確認せずに開くと、それがマルウェアであった場合はウイルスに感染し
てしまいます。
④ 電子メールのHTMLスクリプト
添付ファイルが付いていなくても、HTML形式で書かれているメールの場合、ウイル
スに感染することがあります。HTMLメールにはホームページと同様に、メッセージ
の中にスクリプトと呼ばれるプログラムを挿入することが可能なため、スクリプトの
形でウイルスを侵入させておくことができるのです。
⑤ USBメモリからの感染
USBメモリをコンピュータに差し込んだだけで自動的にマルウェアが実行されてしま
う危険性があります。
⑥ ファイル共有ソフトによる感染
ファイル共有ソフトを使えば、不特定多数の人に自由にファイルを公開することがで
きるため、正規のファイルに偽装するなどの方法で、いつの間にかマルウェアを実行
させられてしまうことがあります。
⑦ ネットワークのファイル共有
マルウェアによっては、感染したコンピュータに接続されているファイル共有ディス
クを見つけ出し、特定のファイル形式など、ある条件で探し出したファイルに感染し
ていくタイプのものがあります。
⑧ マクロプログラムの実行
マイクロソフト社のOfficeアプリケーション(Word、Excel、PowerPoint、Acc
essなど)には、特定の操作をプログラムとして登録できるマクロという便利な機能
があります。このマクロ機能を悪用して感染するタイプのマルウェアが知られており、
マクロウイルスと呼ばれています。
⑨ IoT機器(ルータ含む)からの感染
ルータやWebカメラ等のIoT機器が外部へ公開されていることでマルウェア(mirai
等)に感染し、攻撃者に悪用されてしまうことがあります。