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2016-12-12 10:00:00

 「仕事がデキる」と言われている人たちに共通することで、「仕事が早い」や「反応が早い」とか、「レスポンスが良い」といったことがあります。とくに最近の職場では短期間で「結果」や「成果」を求められることから、このような「スピード感」が非常に重要視される傾向にあります。同じ結果であれば早い方が優れていると評価され、少しくらい不十分な結果であっても、とにかく「スピード」が求められるといった状況です。逆に、どんなに優れた結果であっても、「遅い」というだけで全く評価されない事態にもなり得るのです。ただ、この「スピード」については、かなり曖昧な基準で評価されたり、人それぞれの感覚で判断されている場合が多いのも事実です。ですから、仕事をするうえで重要なことは、この「スピード」に関しては、自分自身が判断するのではなく、他人が感覚で判断するものであるという大前提です。
 実際に会社で仕事をする場合には、「スピード」だけでなく「結果」についても、必ず同時に求められることになります。どのような仕事をする場合においても、この
「スピード」と「結果」に対する「バランス感覚」が常に求められることになります。仕事の評価に直結して結果を左右する、この「バランス感覚」を研ぎ澄ますためには、仕事を評価したり判断したりするのは、自分自身ではなく他人であるという認識が最も重要になるのです。自分の仕事に対して他人が求めている「スピード」と、自分の仕事に対して他人が期待している「結果」を、常に上回ることが自らの実績と信頼につながるのです。