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脱・老後難民 ~人生100年時代を生きるお金との向き合い方~
【講 師】 野尻 哲史 氏 (フィデリティ退職・投資教育研究所 所長)
【日 時】 平成 30年 8月 25日(土) 13:30~15:00
【会 場】 朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター【2階 201号室】
【共 催】 +YOU 投資未経験者・初心者向けセミナー in 新潟
【申 込】 株式会社東京証券取引所 金融リテラシーサポート部 +YOU担当
https://www.jpx.co.jp/learning/seminar-events/seminar/d08/20180825.html
突然、部下から「相談があります」とか「お話があるのですが」などと言われると、上司としては非常に不安な気持ちになります。良い話でないことが予想されて、どんなに悪い話なのかと思い、上司は憂うつな気分に陥ることになります。ところが、実際に部下の話を聞いてみると、思ったほど悪い話ではなかったり、想定内や許容範囲の話であったりして、拍子抜けをしてしまうことがあります。ただ、このような場合に上司は、部下の話をそのまま素直に受け止めていてはダメなのです。部下が上司に相談するときには、部下は勇気を振り絞って、上司に話を切り出している場合がほとんどです。そして、部下は話をしながらも、悩んだり葛藤したりして、上司の表情や顔色を見ながら話をしているのです。ですから、最も重要で大切な事実や問題の本質について、部下が最初からストレートに話をすることなど、あり得ないことを前提に、上司は部下の話を聞かなければならないのです。間違っても、話の結論を急いだり、意味のない前置きや、最初の導入部分の話だけを聞いて、反応や判断することのないようにする必要があるのです。
多くの場合、部下が上司に相談をするときに、部下は解決策や打開策などの答えを、上司に求めているわけではありません。大切なことは、部下の相談の核心や本質を明確にすることであり、部下にすべてを喋らせ、部下からすべてを引き出すための傾聴のスキルが、上司に対して求められていることなのです。
下記内容ならびに日程で説明会を開催いたします。
昨年度より、有料(受講料 3,000円)での開催とさせていただいております。
受講を希望される方は、事前に電話による申込みをお願いいたします。
◆ 平成30年 6月 13日(水) PM 3:00 ~ PM 4:30
「 相続税評価の特例と適用条件 」
~ 土地節税対策の注意点 ~
◆ 平成30年 7月 17日(火) PM 3:00 ~ PM 4:30
「 キャリア・マネジメント ① 」
~ キャリアとは何か? ~
会社で仕事をしていて、「精一杯やったので、どんな結果でも諦めがつく」とか、「やるべきことはやった」や、「できることはすべて行った」といった発言を耳にすることがあります。爽やかで、潔い発言のように聞こえますが、他人が言うのならまだしも、自分で自分のことを言っているのを聞くと、かなりの違和感を感じてしまいます。会社で働く人の大部分は、結果を得るために仕事をしているはずなので、このような発言を聞くと、どうしても自己弁護や責任回避にしか聞こえてこないからです。また、会社で仕事をするうえで、結果や成果をコミットしないような仕事に、価値や意味を見出すことは非常に難しいことです。そして、過程やプロセスで終わるような仕事も、会社の中ではあり得ないはずなのです。ここまでやったからこそ「絶対に結果を出す」とか、「今までの苦労を、絶対に無駄にしない」や、「結果を出すまで、やめられない」といった執念や意地みたいなものが、仕事をするうえで大切なのではないでしょうか。
「精一杯やった」、「やりきった」と自ら言い切れることは、本当に素晴らしいことではありますが、「まだ何かできないか」、「もっと何かないのか」といって自らを追い込み、手を緩めることなく、最後まで結果を追い求めていくことが、成果を得るためには必要なのです。「諦めたら負けだ」、「転んでも、タダでは起きない」といった「往生際の悪い人」だからこそ、結果がついてくるのではないでしょうか。
顧客や取引先からのクレームやトラブル対応で、日々心を悩ませながら働いている人も多いかと思います。自分の失敗や間違いが原因の場合もあれば、自分ではコントロールできないことが原因である場合もあり、組織の中で同じ過ちが繰り返されるような、悪循環から抜け出せずに苦しんでいる人も多いのではないでしょうか。また、自分の苦手な顧客や取引先、避けているような仕事にかぎって、クレームやトラブルなどが多発するといったことも起こり得ます。ただ、どんなに重大なクレームやトラブルが発生したとしても、絶対に「逃げない」姿勢と、すべてを「受け止める」覚悟は、忘れないでいただきたいのです。同じ過ちを繰り返さないためにも、この姿勢と覚悟が絶対に必要になるからです。そして、クレームやトラブルが発生した場合には、対処する方法や手段も大切ですが、どのような姿勢で立ち向かい、どのような覚悟で対処するかが、最も重要であることを認識していただきたいのです。
実際に、「ここで逃げたら、また同じ過ちを繰り返す」との危機感や、「すべて自分の責任として、全部受け止める」との決意で対処したことが、人から評価され信頼を得て、その後の成果や結果に結びついた事例など数えきれないくらいです。大切なことは、クレームやトラブルが発生した時に、「嫌だな」とか「面倒だな」と思うのではなく、「強がり」でも「やせ我慢」でもいいので、力を発揮する「チャンス」が来た、成果を上げる「チャンス」を得たと、受け止められるかがポイントなのです。